ルート概要
登山口$cell_type> | 石鎚登山ロープウェイ山麓下谷駅$cell_type> |
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目的地$cell_type> | 石鎚山弥山山頂$cell_type> |
登り参考タイム$cell_type> | 3時間13分$cell_type> |
下り参考タイム$cell_type> | 2時間23分$cell_type> |
成就社ルートは石鎚神社頂上社へ参拝するための表参道にあたる登山道です。
石鎚登山ロープウェイで一気に標高1300mまで上がり、そこから石鎚神社の中宮成就社を経由して山頂を目指します。 成就社の神門をくぐると本格的な登山道が始まります。 道中には試しの鎖に始まり一ノ鎖、二ノ鎖、三ノ鎖という厳しい鎖場があり、その先に弥山山頂があります。 鎖場には全て迂回路がありますのでご安心ください。
登山口へのアクセス方法は以下のページをご覧ください。
鎖場と迂回路
成就社ルートには鎖場が4つあります。 下から順に試しの鎖、一ノ鎖、二ノ鎖、三ノ鎖となっています。 一番短い一ノ鎖でも33mの長さがあり、三ノ鎖にいたっては68mの長さがあります。
自信がない人が無理に登ってしまうと途中で動けなくなったり力尽きて転落したりする可能性もあります。 状況によっては非常に重大な事故につながる場合があるため決して無理はしないでください。
全ての鎖場には迂回路が設けられていますので自信のない人は迂回路を利用してください。
ルート詳細
20分間隔で動くロープウェイで約900mの標高差を一気に上ります。 ロープウェイの運行時間は季節により異なりますので以下のページでご確認ください。
成就社まで上り坂が続きます。 スキー場のリフトを使うと少し楽になりますが、所要時間はさほど変わりません。
石鎚神社四社のひとつ中宮成就社です。
この成就社には修験道の開祖である役小角が一人の老人に出会い、石鎚山を開山したと言う伝説が残されています。 石鎚山のあまりの険しさに登頂を諦めかけていた役小角は、その老人の「ひたすらに斧を研いで針にするのだ」という言葉に感銘を受け、改めて山頂へ挑み開山に至ります。
すなわち石鎚信仰の原点とも言える願いが叶う神社です。
石鎚神社や石鎚神社成就社について詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。
成就社の境内を抜けて神門をくぐると本格的な登山道が始まります。
ブナの点在する自然林の中をまずは緩く下っていくと登山道に鳥居が立っています。
更に進むと八丁坂の鞍部があり、そこから登りに転じます。
試しの鎖がある前社森まで急な登りが続きます。 無理せずゆっくりと進みましょう。
夜明かし峠に差し掛かると正面に石鎚山の北壁が現れます。 このルート最大の見所と言って良いでしょう。
峠の鞍部が御塔谷ルートとの合流点です。 下山で御塔谷ルートを使う場合は見逃さないように注意してください。
峠を登り返してしばらく傾斜の緩い道を進むと一ノ鎖が現れます。 4つある鎖場の中では最も簡単な鎖場ですが、油断せずに登ってください。
また石鎚山の鎖場には全て迂回路がありますので自身のない人はそちらを利用してください。
一ノ鎖から少し進むと二ノ鎖の鎖元に建てられた鳥居に辿り着きます。 その上には避難小屋とトイレがあります。 公衆トイレはここが最後になるためできるだけ済ませておきましょう。
この鳥居の場所が土小屋ルートとの合流点です。 特に下山時に土小屋ルートへの分岐を見落としやすく、うっかり成就社方面へ下りてしまう人をよく見かけます。 この鳥居が分岐の目印である事を頭に入れておきましょう。
二ノ鎖が終わるとさほど間を空けずに三ノ鎖があります。
三ノ鎖の直前にある石段の横に面河ルートや保井野ルートとの合流点があります。 分岐の少し先に道標が立っていますが成就ルート側からは見つけにくくなっているので注意してください。
木造の建物が見えてきたらその奥に三ノ鎖の登り口があります。 迂回路を行く人は建物側へは行かずに鉄の階段を登ってください。
三ノ鎖が終わるとそこが弥山の山頂です。