ルート概要
登山口$cell_type> | 西之川登山口$cell_type> |
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目的地$cell_type> | 石鎚山弥山山頂$cell_type> |
登り参考タイム$cell_type> | 5時間25分$cell_type> |
下り参考タイム$cell_type> | 3時間35分$cell_type> |
御塔谷ルートは石鎚登山ロープウェイの乗り場を過ぎた少し先にある西之川登山口から登る登山道です。
山頂までの標高差が1500mとかなり大きく、健脚向けルートになっています。 御塔谷の近くを道が通っており、沢の流れや森林の風景を楽しみながら登ることができます。 また御塔谷の名前の由来となった御塔石(天柱石)を見ることができるのも楽しみのひとつです。
このルートは分岐が多く、また一部道が道がわかりにくかったり崩れかかっている場所などもあります。 さらに沢を渡る場所が何ヶ所かあり、雨後の増水時には橋が流されていたり濁流で通れなくなっていたりする場合があります。 標高差も1500mと大きく距離も非常に長いため疲労遭難の危険もあります。
過去には命に関わる重大な遭難も発生していますので充分に注意してください。
登山口へのアクセス方法は以下のページをご覧ください。
鎖場と迂回路
御塔谷ルートには一ノ鎖、二ノ鎖、三ノ鎖の3つの鎖場があります。 一ノ鎖は33m、二ノ鎖は65m、三ノ鎖は68mの長さがあります。
自信がない人が無理に登ってしまうと途中で動けなくなったり力尽きて転落したりする可能性もあります。 状況によっては非常に重大な事故につながる場合があるため決して無理はしないでください。
全ての鎖場には迂回路が設けられていますので自信のない人は迂回路を利用してください。
ルート詳細
石垣沿いを歩いていると登り方向に向かって右手に分岐がひとつあります。 これは石鎚古道と呼ばれる道で、そちらへ進むと成就社の少し下へ出ることができます。
土小屋や夜明かし峠、八丁坂へ向かう場合は分岐へは入らず石垣沿いをそのまま道なりに進みます。
しばらく歩くと森の中に巨大な岩が点在する場所に差し掛かります。 地図では岩原と書かれていますが、この風景が名前の由来でしょうか。
巨大な岩をいくつか通り過ぎた先に分岐がひとつあります。 登り方向に向かって左手に進むとツナノ平を経由して土小屋へ辿り着きます。
八丁坂や夜明かし峠へ向かう場合は右手に進みます。
石鎚三十六王子社のひとつがあります。
地図によってはこの刀掛から八丁坂へ向かうルートが書かれているものもありますが、途中の道が崩落していて現在通行止めとなっています。 もし八丁坂方面へ行きたいのであればこの先の十字分岐から八丁坂方面へ進んでください。
十字分岐という名の通り十字路になっている分岐があります。
十字分岐では八丁坂、夜明かし峠、土小屋の各方面に続く道にそれぞれ分岐しています。 指導票も設置されていますが、地図で地形と方角を確認して間違いのないように進んでください。
夜明かし峠に差し掛かると正面に石鎚山の北壁が現れます。 このルート最大の見所と言って良いでしょう。
峠の鞍部が成就社ルートとの合流点です。 下山で御塔谷ルートを使う場合は見逃さないように注意してください。
峠を登り返してしばらく傾斜の緩い道を進むと一ノ鎖が現れます。 4つある鎖場の中では最も簡単な鎖場ですが、油断せずに登ってください。
また石鎚山の鎖場には全て迂回路がありますので自身のない人はそちらを利用してください。
一ノ鎖から少し進むと二ノ鎖の鎖元に建てられた鳥居に辿り着きます。 その上には避難小屋とトイレがあります。 公衆トイレはここが最後になるためできるだけ済ませておきましょう。
この鳥居の場所が土小屋ルートとの合流点です。 特に下山時に土小屋ルートへの分岐を見落としやすく、うっかり成就社方面へ下りてしまう人をよく見かけます。 この鳥居が分岐の目印である事を頭に入れておきましょう。
二ノ鎖が終わるとさほど間を空けずに三ノ鎖があります。
三ノ鎖の直前にある石段の横に面河ルートや保井野ルートとの合流点があります。 分岐の少し先に道標が立っていますが成就ルート側からは見つけにくくなっているので注意してください。
木造の建物が見えてきたらその奥に三ノ鎖の登り口があります。 迂回路を行く人は建物側へは行かずに鉄の階段を登ってください。
三ノ鎖が終わるとそこが弥山の山頂です。