はじめに

石鎚山は一年を通じて登ることができますが、無雪期と積雪期では難易度がまるで異なります。 積雪期の間でも雪の状態によって難易度は頻繁に変化します。 無雪期との違いを理解して安全な登山に努めましょう。

アクセス

冬期は原則として成就社側からの登山となります。 土小屋へ続く石鎚スカイラインと瓶ヶ森林道は冬期閉鎖されるため通行できなくなります。 また土小屋ルート、面河ルート、保井野ルートは状況により雪崩が発生するため危険ですので安易に入り込まないようにしてください。

冬の登山道

無雪期に歩きやすい登山道が積雪期にも歩きやすいとは限りません。 雪が積もることによって危険度が跳ね上がる場所もあります。

特に弥山山頂直前の三ノ鎖迂回路は階段が雪で埋まることがあり、そうなると掴まる手すりがなくなり高さ数十mの雪壁の縁を歩くような形になります。 他にも急斜面につけられた登山道が雪で埋まるとどこが道かわからなくなるなど、無雪期とは様相が一変します。

必要な装備

最低でもピッケルとアイゼンは必ず用意してください。 時々どちらも持たずに登った結果、下りで四苦八苦している人を見ることがあります。 四苦八苦で済めば良いですが、下手に足を滑らせれば場所によっては命に関わる重大な事故に繋がります。

登りの時と下りの時では気温の変化などによって雪の状態が大きく変わることも珍しくありません。 登りでは問題なく歩けた道が下りではカチカチに凍っているかもしれません。 「持ってなくてもなんとかなるだろう」ではなく「持っていなかったせいでどうしようもない状況に陥る可能性がある」と考えましょう。

積雪期の登山に必要な装備を自身で正しく理解し、万全の準備で登山に臨んでください。

弥山山頂の冬期避難小屋

石鎚神社頂上山荘が冬期閉鎖している期間中は石鎚神社頂上社の下部にあるスペースを冬期避難小屋として開放しています。 休憩や緊急時の避難に使用することができますが、使用後は必ず元の状態に戻して入口の扉を閉めてください。 時々扉に木切れなどを挟んだ状態で開きっぱなしになっているのを見かけることがありますが、雪が中に吹き込んでしまうので必ず入口は閉めてください。

また冬期避難小屋内部へのテント設営は禁止しています。 狭いスペースですので皆で譲り合って利用してください。